8/5(日)「生活クラブのエコフェス」報告
~生活クラブの エコフェス
やってみよう!エコな生活 クラブ流~ 開催報告
8月に開催した生活クラブのエコフェスの報告です。生活クラブ提携生産者に加え、埼玉県内で活動している他団体も多数出展し大きな賑わいになりました!
各ブロックの実行委員による、当日のブースの様子や取組を紹介します。
※各ブースをクリックすると記事に行きます。
ヱスケーせっけん (川口ブロック) |
生活クラブでんき (狭山ブロック) |
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新橋製紙 (熊谷ブロック) |
コーミ(株) (所沢ブロック) |
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ヱスケーせっけん(川口ブロック)
ブロックのブースでは、エスケー石鹸さんと一緒に「せっけん」をアピールしながら、せっけんを使ったワークショップを実施しました。
子どもは「こねこねせっけん」をハート型や動物型の型でぬいてオリジナルせっけん作り。
ママたちは、固型せっけんをペーパーナプキンとコーティング剤を使って素敵に飾る「オリジナルせっけんデコパージュ」を体験。ブースは、夏休み中の家族連れで一日中にぎわっていました。
(川口ブロック/山本)
生活クラブでんき(狭山ブロック)
狭山ブロックは、電気の発電実験の体験とソーラーバッタ、ソーラーランタンの工作でした。
生活クラブ電気の話まではなかなか上手くいかなかった気がしますが、電気の実験を体感する事で、エネルギーについて感心を深めて頂けた様な気がします。
エコに心掛ける為に、LEDライトに切り替えた方が良いですよ、と体感する事で理解が深まったと思います。また環境ネットの方との関わりで、参加した組合員が一番勉強になったと思います。
生活クラブ電気のブースと少し距離がありましたが、当日電気の加入1件、確約が9件という結果を見ると、なかなか良いサポートが出来ていたのではないかと思います。
電気の事に興味、感心を持つ事が今後の生活クラブ電気の加入に繋がっていくのではないかと思います。
(狭山ブロック/島田)
なたね/JFSA(越谷ブロック)
越谷ブロックブロックでは昨年に引き続きなたね油から遺伝子組み換えについて展示いたしました。
遺伝子組み換えと云うとお豆腐に入っている大豆ばかりに目がいきがちですが、知らないうちにこんなにたくさんの遺伝子組み換えなたねが日本に輸入されている事。それに加えなたね油の製法の違い(生活クラブのなたね油と安く売られているなたね油)についても展示いたしました。
なたね油丸缶1本作るために 畳約6畳分のなたねの畑が必要だと云う事を段ボールを使ったなたね畑で表現しました。
連の5市1町大気調査隊とも一緒に展示でき足を止めて頂いた方に両方アピールでき良かったと思います。
大気調査隊では松葉調査を通して、ごみ処理工場だけでなくごみ処理工場の風上地域のダイオキシン濃度が高かった事を報告しました。ダイオキシン類を排出する事業者が多くあるためではないか…との事を受けて地図で表しました。身近にあるごみと燃やされてからの事について、関心を持ってもらえる機会だと感じました。
今回なにより良かった事はJFSAの方と交流できたことです。
古着でパキスタンに学校を作る活動…古着のお買物で知っていただけました。
(越谷ブロック/増田)
岩井化成(大宮ブロック)
㈱岩井化成は、ピッキング袋、牛乳キャップのリサイクルをしている会社です。
エコフェスでは、リサイクルの様子を示したパネル、ピッキング袋から作られたダクト、などの展示がありました。
岩井化成は回収されたピッキング袋、牛乳キャップをペレットといわれる粒上の原料に再生し、それをビニール袋に加工したり、他の製品の原料として出荷しています。ピッキング袋で作られたペレットは、自動車の空調用のダクトの原料として再利用されているので直接目に触れることはありませんが、牛乳キャップで作られたペレットは、消費材の「ごみ収集袋」に加工されます。牛乳キャップ5ケで45Lのごみ収集袋が1枚出来ます。
リサイクルされた製品はバージン原料100%の製品と比較すると約50%以上のCO2削減効果があるとされています。(岩井化成資料から)また、リサイクルすることによって、プラスチックでの海洋汚染を防ぐことも出来ます。環境にやさしいリサイクル品を積極的に利用しましょう。
ピッキング袋、牛乳キャップを回収に出すには…
ピッキング袋
底とラベルを切り取ります。底を切るのは、異物混入を防ぐため、ラベルを切り取るのは、ラベルに付いている“のり”自体が異物だからです。のりつきのものをリサイクルすると“こげ臭”つきのペレットになり、それを原料とした製品からも“こげ臭”が…、それが、クレームにつながります。車の空調から“こげ臭”、いやですよね~
牛乳キャップ:必ず洗って!出してください
ピッキング袋や牛乳キャップはごみ?それとも資源?
岩井化成は、ピッキング袋、牛乳キャップなどの廃プラスチックを有価資源とし、リサイクル、循環型再利用商品は生まれ変わらせています。
岩井化成は、エコフェスの“ぐるぐる回る生活クラブ”を実践している会社です。
(大宮ブロック/岩崎)
新橋製紙(熊谷ブロック)
熊谷ブロックは「ロールペーパー」と「再生キッチンペーパー」の新橋製紙とタッグを組み、エコフェスに臨みました。
生産者交流会ということで、委員会会議時に新橋製紙さんをお招きして事前学習会をしようと思っていたのですが、日程が合わず開催出来なかったのが残念でした。
そのかわり送っていただいた資料で学習し、たくさんの優位性...たとえば肌にやさしく化学物質を添加しないために、多くの手間と時間とコストがかかっている事などを知ることができました。
それを来場者に伝えるために、各支部の環境平和委員さんでグループに分かれて模造紙に書き出しました。
また、トイレの様子を再現したコーナー、水に溶けやすさの実験コーナー、じっくり説明を聞くための喫茶コーナー、クイズに答えると復刻版ロールペーパーがもらえるなどみんなの知恵で、来場者が途絶えることがありませんでした。
また、熊谷ブロック内の環境関連の「連」3団体(「ゴミと環境」、「軒下で井戸端会議」、「彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば」)の展示をしました。
生活クラブとは別に地域で講演会を開催したり、自治体と協働したり、議会へ請願したり、意見書提出やはたまた裁判をするなど多岐にわたる活動を率先してされているのが興味深かったようで、じっくり聞いてくれる方が多く、資料などは足りなくなる程でした。
エコフェスのような、日々の活動を知っていただく機会はありがたいです。
(熊谷ブロック/加藤)
コーミ(株)(所沢ブロック)
今回のエコフェスでは、コーミさんとの生産者交流会を希望し、カンブリア宮殿で紹介されたケチャップ類の試食とリターナブルびんについて担当することになりましたが、サスティナブル委員会のない所沢ブロックとして、どういう形でエコフェスに参加したらよいか、どういう形で組合員にアピールしていけばよいか、どういう形で協力してくれる人を募ればよいか全くわからないところからのスタートでした。
ブロック内で準備も進まず、協力メンバーを集めることも難しく、リターナブルびんについての資料作りが出来ず、エコフェス前日を迎えてしまいました。リターナブルびんの紹介のチラシをセンター事務局にパウチしてもらい何とか展示しましたが、エコフェス当日は『バーニャカウダソース』と『オムレツ』の試食が大好評で当日参加のブロック役員3名と、支部からのお手伝い2名はすっかりそちらに追われ、リターナブルびんについてあまり触れる事が出来なかったのは反省点でした。
コーミさんとの生産者交流会は、担当者の方が2名来てくださり、ケチャップはじめ数種類の消費材についての試食、説明をしてくださいました。いろいろなめてみたり、質問したりと、来場者も足を止め真剣にお話を聞いていました。これを機に注文してくれる方がいたら嬉しいですね!
また、所沢ブロックの「食と農を考える委員会」のメンバーが大豆一粒運動について展示説明を行いました。ブースに立ち寄った人は、ゆっくり丁寧に説明を聞いてくれたようです。たくさんの反省点もありましたが、楽しく有意義に参加出来ました。ありがとうございました。
バーニャカウダのレシピはこちら!
(所沢ブロック/北沢)
新生酪農(理事会)
「秘密の食べ方を伝授するョ。醤油をちょっと垂らして、混ぜて食べる。どう?!みたらし味」
「うわっ!ほんとだ、おいしい!」
なんと、アイスクリームの試食の場面です。
新生酪農のブースでは、出来立てのアイスクリームの試食や牛乳の試飲をしながら、池澤さんと市場のアイスクリームとの違いや生活クラブの牛乳の特徴等を来場者に説明しました。
生活クラブのアイスクリームと同じ原材料の液体をアイスクリームメーカーでその場で作ります。出来立ては、なおのことおいしい!!市場のアイスクリームでは「空気」をどれだけ含ませるかで「すっと溶ける」製品や「とろみ」をつけている製品等があるそうです。
牛乳の試飲では、定番の牛乳、ノンホモ牛乳も「おいしい」と好評でした。そこでのこだわりの一つが「ビン」。臭い移りが無く、最後までおいしく飲めます。試飲で、低脂肪牛乳の希望も多くありました。脂肪のみを減らし、パスチャライズド製法(72℃15秒間殺菌)でできた生活クラブの低脂肪牛乳は、日本でも数少ない製造方法です。こちらは紙パックですが、ガラス瓶を用意するには印字から変更になり、大変なコストになるので、実現できていません。
最大のこだわりは、わかっている酪農家が牛のお世話をし、NON-GMのエサを食べた良質な原乳を使うことでパスチャライズド牛乳が作られることをお伝えできたかなぁと思います。
(理事会/石井)
エコフェスでは生活クラブのグリーンシステムについてアピール。パネル展示やブースごとにクイズなどで勉強出来ました。
新生酪農のコーナーでは牛乳びんのリユースについて、困った返却の実物がありました。
他社のもの、マジックで家族の名前などを書いてしまっているもの、割れてしまったものなど、これらはリユースすることができません。
2017年度のびんの回収率は96.88%。この数字を見てたくさん戻っていると思われるかもしれませんが、原価計算では98%で計算されていますので回収率を下回った分の1.12%で計算すると、121,035本が未回収びんになります!新びんは1本約70円ですので、121,035本×70円=8,472,459円。約850万円の損失が発生しました。もったいないですね!
牛乳びんは50回以上繰り返して使用可能です。びんはきれいに洗って乾かして出しましょう!びんをリユースすることで、ごみを出さない地球にやさしい暮らしかたをすすめています。
(理事会/澁谷)
~実行委員長から~
8/5猛暑の日曜日、リリアの展示ホールもアツい一日でした。
クイズであったり、工作であったり、Rビンを利用する生産者の試食品があったり…
夏休み企画らしく子連れファミリー向けに、ソーラーバッタ工作やせっけんデコパージュなども大人気でした。ロールペーパーのクイズ、P袋・牛乳キャップのクイズ、どちらも知ってそうで意外に知らない難問に苦戦者続出!手作り(段ボールに手描き!)「菜の花畑」がカラフルで効果的なブースもありました。
ブロックの展示のほかにも森と水の実行委員会や協同村運営委員会・三富ライフファーム、他にもエコや環境に関する団体の出展もありました。それぞれ工夫を凝らした展示で、興味を引くものばかりでした。
各ブースとも出展者と来場者がじっくり話せたという意見が多くありましたし、同時に生産者の方からも、楽しかったとの意見があり、有意義なイベントができたと思います。
エコという観点から改めて生活クラブの良さを発信した一日でした。
「何かやっているのかな?」と駅前で配ったチラシを見て会場に訪れた、組合員ではないファミリーの方も見うけられました。試食系のブースが少なかったにもかかわらず、丁寧に展示を一つ一つ見てまわってくれた方がほとんどでした。
職員の声掛けで、拡大コーナーに座って加入についての説明を聞いてくださった方の中から、当日、新規1名の加入がありました!
また、8月のキャンペーン実施中だった、生活クラブでんきの登録も当日1件契約(その他確約も9件)ありました。
(エコフェス実行委員長/東)