乳牛の「さくらちゃん」は今どうしてる?
久しぶりのさくらの近況です
2015年9月26日、「お肉も牛乳もお野菜もお米もまるごと生産者を訪ねる旅~まるごと栃木」に研修参加し、熊倉牧場で「さくら」に会いました!コースに入っていることは当日まで知らず、久しぶりの対面にワクワク。さくらは4番目の仔牛を無事出産して、搾乳期間中でした。
1番目の子どもは昨年、埼玉単協限定で「箒根牛」として美味しいお肉となって供給されました。涙ながらに「美味しい!」と言いながら食べた方もいらしたと思います。
2番目の子どもは雌牛で、熊倉牧場で現在、初めての仔牛を出産し、お母さんの「さくら」と共に、搾乳期間に入っていました。お母さん以上にたくさん乳を出してくれる優秀な乳牛だそうです!
そして3番目の仔牛も雌牛でしたが、現在葛巻に出張中。育成期間をのびのびと放牧されて体を作る期間に入っています。
4番目は雄牛でした。この仔牛は栃木の肥育農家の元へ。約2年かけて組合員の元へ届けられます。
2010年のさくらの誕生からその成長を見守ってきています。餌はもちろん、誰がどのように育てたかもずっと追えるしくみ。そして、牛の糞が堆肥として利用され、稲わらや飼料用米となってまた牛が食べるしくみ。牛乳をとるためには仔牛を産まなくてはならず、雄牛が産まれたら牛肉として利用するしくみ。この取組みの素晴らしさを改めて実感した再会となりました!
さくらはあと何回 仔牛を産めるのかはわからないそうです。3回か4回が平均と言われていますが、さくらはもう少し頑張れるのかな・・さくら、美味しい牛乳 そして美味しいお肉を有難う!
理事 菊一 敦子