パキスタンのスラムの子どもたちの自立を支援する
6/29(月)埼玉本部に、パキスタンのスラムの子どもたちの支援を行っている団体「JFSA」の理事兼職員の田邊さん、依知川さん、現地で学校の運営を支えている「アルカイール事業グループ」のムザヒルさん、カユームさんがお越しになりました。
パキスタンでは貧困層が人口の約70%を占め、そのうちのさらに70%の子どもたちが学校に通うことができません。貧しい家庭の子どもたちは、小さいうちから労働や兄弟の面倒を見ることに追われており、教育の機会を得ることができません。パキスタン全体での識字率は60%を切っています。
JFSAは、日本国内で不要になった衣類などを回収し、販売した利益をパキスタンの学校の運営費として支援する取り組みです。2013年度(13年10月~14年9月)は約130トンの古着や毛布を回収し、日本円にして約2900万円がスラムにある学校「アル・カイールアカデミー」の運営資金になりました。
2015年度2月にも、生活クラブ埼玉・東京・千葉単協で広報協力を行ったところ、たくさんの組合員からJFSAに古着の発送がありました。JFSAからは、感謝の言葉とともに「生活クラブの活動と同じく、組合員の方は、送った古着がどのように届き、どのように使われるかという“古着のゆくえ”に関心を持っていただける方が非常に多くいらっしゃいました」とのことでした。
今後も生活クラブ埼玉は、JFSAと協力し、支援体制を築いていきたいと考えております。