甲状腺検査活動
生活クラブ埼玉では、2012年度「福島の子どもと知る権利を守るための活動」に賛同し、福島と他地域の比較のために埼玉県内で子どもたちの甲状腺検査を実施しました。生活クラブグループ全体では613名の参加がありました。(1人の年齢が対象外だったため、有効件数は612件)。その目的は福島県が行なっている甲状腺検査に対して自主検査を行なって結果を比較すること、および県などによる情報管理や操作を監視することです。また、それ以外にも「全国各地の実態を知る」「子どもの早期健診とする」「脱原発活動につなげる」の3つのねらいがあります。
2013年度も検査活動を実施し、生活クラブ18単協702名が参加し、うち2012年度からの継続者は329名(47%)となりました。2014年度は21の地域で甲状腺検査が行なわれ、合わせて736人が受診しました。また、医療機関も新規に11ヵ所の協力を得ることができ、福島県郡山市でも検査活動を開始することができました。検査活動は毎年継続的に、2017年度まで実施されています。
福島県や環境省による検査との単純な比較が難しい現状だからこそ、一定の検査規模で少なくとも数年間は検査活動を継続する必要性が見えてきています。放射能による甲状腺への健康被害については、医学的にも「わかっていない」ことが多いのが現状ですが市民の手による検査活動を継続することで、政府や福島県による甲状腺検査を監視し、政府による情報管理への異議申し立てを行なうとともに、子どもたちの健康と未来を守る活動が重要です。
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