わ~くわっくだより 子どもの貧困って何? ~私たちのできること~(2019年3月)
子どもの貧困って何? ~私たちのできること~
「未来ある子どもたちが貧困ゆえ全てをあきらめなくてはならないという環境は、社会全体の責任だと思うので、常に心にとめておかなくてはいけない」
「子どもの貧困は個々の問題ではなく、地域や社会全体で取り組む問題だと改めて思った。子どもだけでなく大人も孤立している現代で連携やつながりが大事だと感じた。」
―参加者アンケートより
2月24日(日)みんなの居場所「わ~くわっく北本」にて子どもの貧困についての学習会を北本生活館協議会・みんなの居場所「わ~くわっく北本」・ワーカーズコレクティブてとての共催で開催しました。78名の方に参加していただきました。
てとてで開催している「きたもとこども食堂」では、いろいろな人に、「本当に貧困のこどもがいるのですか」といったような質問を受けます。一方メディアでは、6人に1人がこの頃では、7人に1人と報道されています。こどもの貧困とは、どういうものなのか、また本当に改善されているのか、そういったみんなが疑問に思う、子どもの貧困に関する基礎知識を「子どもの未来アクション」のアンバサダー*に解説してもらいました。今日の子どもを取り巻く問題の多くは、「見ようとしないと見えない」問題であふれています。知ることから、学ぶことから始めることを伝えてもらいました。
第二部では、実際に学習支援の現場で活躍されている青砥恭先生をお招きして、先生が代表を務めていらっしゃるさいたまユースサポートネットの実践をお聞きしました。私たちが育った時代と今の子どもが置かれている状況との違いに、改めて現代社会の問題の深さを感じるものでした。参加者のアンケートからは、先生の熱い思いをストレートに受け止めた方が多くいらっしゃいました。
先生は、ニーズに合わせて多様な活動を実践されています。私たちが何かできる、何かしたい、という思いを実現するために私たちができることのヒントをたくさんいただきました。
この学習会を機に、地域の方たちとともに、子どもの居場所つくりを始めたいと考えています。手始めに「きたもと子どもの居場所つくり作戦会議」を計画しています。※1.
*子どもの未来アクションとは..貧困をはじめとする子どもの問題を、身近な地域の問題としてとらえ、学び、考えることから共感の輪を広げていく運動です。アンバサダーとは、ともに活動する人を言います。
※1.子どもの居場所作戦会議開催、日時3月30日(土) 15:00~ 場所:みんなの居場所わ~くわっく北本
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