遺伝子組み換えのきほん

遺伝子組み換えとは?

人間をはじめとするあらゆる生物の「設計図」となる遺伝子。その遺伝子に異なる種(しゅ)の遺伝子を強制的に組み込む技術が遺伝子組み換え(GM:genetically modified)です。遺伝子組み換え技術は自然界では誕生することのない種の壁を越えた新しい生き物を作りだします。生き物がみずからを守るためにつくりあげた仕組みや、種の垣根を越えてしまうのです。この技術により作られた食品をGMO(genetically modified organism)と呼びます。


従来の品種改良とはどこが違うの?

人間は古くから、より良いものを作るために交配可能な同種や近縁種間のかけあわせを行ってきました。従来の品種改良は年月はかかりますが、自然かつ無理がない改良方法と言えます。

それに対し遺伝子組み換えは、自然には起きえない人為的な遺伝子操作をして、欲しい性質を導入・獲得させる方法です。これにより、除草剤に強いGM大豆やGMとうもろこしなどが開発され、既に市場に流通されています。現在アメリカで生産される大豆の90%以上がGM大豆となっています。日本は大豆の90%以上を輸入に頼っていて、そのうちの70%以上をアメリカから輸入しています。日本で流通している大豆のほとんどが遺伝子組み換え大豆ということになります。また、ほうれん草の遺伝子を持った豚、カレイの遺伝子を持ったいちご、サソリの毒を持ったキャベツなどが実験で成功しています。


知らず知らずに食べている遺伝子組み換え食品

日本では、1996年からGM作物が輸入され始め、GM作物、GM由来の加工食品が流通・販売されています。GM食品は加工食品や添加物の原料、また牛・ 豚・鶏などの家畜の飼料として多用されています。遺伝子組み換えの食品表示制度には多くの問題があり、実際に使用されていたとしても、表示では判断できな い場合がほとんどです。つまり、知らず知らずのうちに、遺伝子組み換え作物は私たちの食卓に上がっていると言えます。


遺伝子組み換えのメリット・デメリット

遺伝子組み換え賛成派の意見として、農作物の敵である雑草・害虫・病気の解決や、食料の安定供給が可能になる、などが挙げられています。ただ、実際に食品として安全であると断言できない面や、生態系を変えてしまう危険性、一部の企業による種の独占などの不安が、反対派の意見として挙げられています。

 


生活クラブは遺伝子組み換え作物を認めません

生活クラブは、企業による食料独占を招き、また生物の多様性を破壊し、健康上の安全性にも疑いがある遺伝子組み換え作物を認めません。食料、飼料、添加物においても取り扱いません。やむを得ず使用する場合は情報を公開します。

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