4/16(土)子ども食堂フォーラム in 埼玉本部 報告

子ども食堂フォーラム開催

4月16日(土)、生活クラブ生協埼玉本部にて、生活クラブ運動グループが主催した「子ども食堂フォーラム」。100名以上の方が来場し、会場は立ち見も出るほど熱気に包まれた状態で始まりました。

生活クラブ生協理事の木下美由紀さん進行のもと、まずは同理事長の清水泉さんが、運動グループの紹介を兼ねてごあいさつ。生活クラブ生協、ワーカーズ、市民ネットワーク、大人の学校、コミュニティケアクラブ埼玉、三富ライフファームで構成する生活クラブ運動グループ。それぞれの特性を生かし、社会の課題を解決する運動を協働で進めていきます、とお話ししました。


NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長 栗林知絵子さん

そして、はじめにNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長の栗林知絵子さんより『地域を変える、子どもが変わる 未来を変える~子ども食堂を作ろう!~』というテーマで講演いただきました。都内3か所で子ども食堂を運営されている栗林さん。食堂を始めたきっかけは、プレーパークの活動で出会った子どもたちの中に、お家で満足にご飯を食べていない、勉強を教えてくれる大人がいなくて受験が困難など、悩みを抱える子どもたちが少なくないことに気づき、自宅に招いて勉強を教えたり、夕食も一緒に食べたりしていたことが原点だったそうです。わいわい皆で団欒しながら食卓を囲む、そんな温かい原体験があれば、大人になっても困難を乗り越えられるようになる。「私はおせっかいおばさん。子どもたちが置かれた環境は変えられないけれど、寄り添って一緒に乗り越えていきたい」と話す姿が印象的でした。


パネルディスカッション

次に、地域で子ども食堂を実践されている方々をお招きして、パネルディスカッション。ねりま子ども食堂の金子さんから、はじめに「皆さん、子ども食堂を始めるなら今ですよ!」と力強いお言葉。一時期は「子ども食堂」という名前自体に注目度が集まり過ぎ、本来支援が本当に必要な子どもや親に届かなくなってしまったようです。でも子どもの貧困をなくしたい、という運営側の思いをハガキに託して利用者に送ったり、支援が必要な子どもをよく知る先生や民生委員さんと関係を作っておくようになって落ち着いてきたそうです。

そしてダイコン子ども食堂の只野さんは普段飲食店をされている方。いろいろな職業、年齢の方がそれぞれのやり方で実践しているそうです。こちらは洗濯や入浴ができる日もあるのだそうです。

さいたま市のヘルシーカフェのらさんは、大学生の皆さんが始めました。「のらは、地域課題解決のための実験的な場所」として様々な試みを行なっています。ただ、最近は参加者より取材者のほうが多くなってしまうこともあり、本来やりたいことにたどり着いていないという課題があるそうです。

そして最後にW.coこうさてんの打越さん。「わいわい夕食会」では、誰にでも開かれた場所にしようと、「夜の女子会」「お泊まりカフェ」と、楽しそう。食材は会員からの寄付など、資金はエッコロひろばへの申請(月3000円)だそうです。


子ども食堂を始めるヒント・交流

質疑で多かったのは食材確保や資金面について。自治体や民間企業の助成金や基金に申請されている方もいらっしゃいましたし、地域の方の寄付でどうにかなっている、という方もおられました。どの方たちも助成金や基金がないとできない、やらないという考えではなく、できる範囲でまずはやるという信念を持っていらっしゃいました。また次に多かったアレルギー対応に関しては、食堂に初めて来た時に保護者の方に必要事項を書いてもらったり、申告制にして把握している、除去が難しいため基本的に混入する可能性があることを伝えるなど、対応は様々でした。メニューに卵や乳製品を出さない、という食堂もありましたが、皆さん今後の課題だということです。

それぞれが自分の地域で子ども食堂を始めるイメージが浮かんできたところで、最後に市民セクター政策機構専務理事の白井和宏さんより、「子ども食堂を始める10のヒント」をいただきました。「まずは始めてみよう!」「無料の場所か、既存の事務所などを使う」「備品は寄付で調達&業務用中古品」「開催頻度は無理なく」など、実践ヒントをお話しくださいました。(詳しくは市民セクター政策機構のHPでチェック!)

その後、第2部としてパネリストの皆さんも交えて、待ちに待った、参加者同士の交流会!第1部で子ども食堂を始めるヒントをたくさんいただき、第2部では同じ思いの地域の仲間と繋がりたい!という熱気ですぐに盛り上がりました。埼玉県内を6つのブロックごとに分け、それぞれの地域で連絡先や情報を交換し合い、今後に繋がる有意義な時間となりました。

子ども食堂は、子どもの貧困に取り組み、地域の課題を解決するためのスタートです。あなたの街にも、子ども食堂ができることで、行政のあり方、地域のあり方が変わります。あなたもその担い手になってみませんか?


 
 

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