7/1(水)三富協同村の研修&学習会を開催しました

 
 

7月1日(水)2015年度新理事研修として「三富協同村」を見学、午後は所沢生活館にて学習会を開催しました!以下は参加した谷中理事からの報告です。

三富協同村を視察して

雨模様の中、協同村構想の現地視察で三富(さんとめ)新田に行き、江戸時代の先人たちの知恵を目のあたりにして、感動と興奮を味わってきました。

新田ということからわかるように、江戸時代に開拓された地域です。今回見せていただいたのは中富・下富地域で埼玉県所沢市北部です。三富は、上富、中富、下富の総称です。この辺りは関東ローム層といって、火山灰などが積もってできた地層ですから、水の少ない土地でした。当時は井戸を掘るにも40~50mも掘らないと水が出なかったといいます。今は20mぐらい掘れば水が出るまでになっています。それはなぜかというと、先人たちは、所有する土地いっぱいに平地林(ヤマ)をつくり、畑をつくり、屋敷林をつくり、家を建て、また畑をつくり、平地林(ヤマ)をつくりと300年をかけて保水力のある土地に変えていったのです。

 その畑も知恵でいっぱいでした。土地は平らなようでも、その場に立ってみれば傾斜が南北だったり、東西だったりしているのが分かります。その傾斜に合わせて水はけなどのことを考え、畑の向きを変えて作物を植えています。それは今でも同じです。

平地林や屋敷林に植えてある木も時代とともに少しずつ変わってはいますが、基本的に利用目的にかなったものが植えられています。防風林としての役割はもちろんですが、広葉樹は土地を豊かにするために落ち葉を掃出し堆肥にして畑にすき込むため、屋敷林はスギ、ヒノキ、クヌギ、ナラ、タケなどで、建材にもなるし、ヒノキは殺菌効果もあるということでした。いろいろなことが地形や土地の特徴を考えたうえで計画的に300年も続いてきたことは本当に心を揺さぶられるものでした。

 なにより感動したのは、畑の土です。雨が降ったのに固まらず、真っ黒で、ふっかふか!! 手袋をしているのがもったいないと、素手で土を掴んだ人もいたほどです。

 先人の知恵に支えられてきた緑豊かな土地を、許可を受けて近くの小学校の屋上から見せてもらいました。目の先には大きな工場がいくつも建っているのが見えました。東京と狭山を結ぶ道路が開通したことで、道路沿線の土地が売られ、大きな工場や大型店舗がたくさん建っているということです。大きな建物が建った場所によっては、風向きが変わってしまい、隣接する畑に影響が出ているところなどもあるそうです。

 先人の知恵の結晶と現代人の無節操な開発との対比は、現代人の傲慢さと知恵のなさの証明のようで悲しく、腹立たしい思いでした。生活クラブ埼玉は三富地域と1998年のダイオキシン汚染問題から所沢ブロックを中心に、20年以上のお付き合いをしてきました。『地域で安心して暮らしていけること、食料自給を進めるため、全国で農業が継続できること』を求めて、これからもおおぜいの力を合わせていこうとあらためて思いました。

 お忙しいのに一日付き合って下さって、丁寧に説明してくださったり、案内してくださった横山農園の横山さん、前三芳町立歴史民俗資料館館長の松本さん、ありがとうございました。

(理事 谷中)

 

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