森と水のおはなし館だより20号

荒川 流域 フィールドワーク 秩父~長瀞  報告

6月20日(月)荒川流域フィールドワーク第一回として、浄水場2ヶ所と浦山ダム、秩父神社、長瀞を29名で見学しました。

まず、秩父市の水道課の案内で、急速濾過(ろか)方式の別所浄水場と緩速濾過方式の橋立浄水場を見学、別所浄水場では不純物を薬品で凝集させている様子も見ることができました。橋立川の渓流沿いの取り入れ口では、山中の清流を取水、それだけでおいしい水になることを確信しました。蛇口をひねるときれいな飲める水が出てくる水道に改めて感謝の念とともに、節水にも十分心がけようと思いました。

次いで、荒川上流の浦山ダムを見学しました。1988年に竣工、水をたたえた湖は秩父さくら湖と名付けられています。ダムの堤の高さは165mと重力式コンクリートダムでは日本で2番目の高さだそうです。このコンクリートの堤を歩いて行くとエレベーターがあり、下に降りるとひんやりと別世界のような空間に出ました。川をせき止めるためのコンクリートの塊は堆積175万㎡という巨大なものです。ダムの内部に降り立つ経験は初めてで、日本の土木技術の一端を垣間見た気分でした。

午後、秩父神社では神主さんから秩父神社の由来や本殿の彫刻、社叢林「柞(ははそ)の森」について伺いました。また、長瀞は日本の地質学発祥の地。観光ガイドさんの話を聞いて地球のダイナミックな動きに思いをはせました。今回は皆さん熱心に案内くださり、時間オーバーが気になりつつ、有意義な一日となりました(森委員・浜尾)

浄水方法

緩速濾過:砂や水の中にいる微生物により生物濾過膜ができ、ここをゆっくり水が通ることにより汚れや細菌、臭気物質などを物理的生物的に除去する方法で、水の濁りや汚れが少ない水源に適している。

急速濾過:濁りや汚れを薬品[ポリ塩化アルミニウム(PAC)]で凝集し、濾過するやり方で大量に水道水を作ることができる。


参加者の感想

食べものについてはいろいろ勉強しこだわるようになりましたが、水に対しては関心を持っていませんでした。これから先きれいな水を確保することが世界的な課題になると聞いたことがあります。水を奪い合う未来にならないよう、今できることを考えていこうと思います。(E・H)

 


 
 

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