森と水のおはなし館だより19号

北本自然観察公園 夜の観察会 ~自生のヘイケボタルが見られる観察会~ 報告

梅雨明け宣言が出た翌日の7月29日、北本自然観察公園で夜の観察会を開催しました。集合は午後6時、参加者は48名(うち子ども17名)でした。

まず、公園内の自然学習センター講義室で自然学習センター職員からホタルの話や公園内を歩くときの注意を聞き、屋外へ。まだ薄明るい公園では、クサギの花の甘い香りをかいだり、木の幹に触って暖かい樹と冷たく感じる樹があることを体感したりしました。

7時、解説してくださったセンター職員にお礼を言い、2グループに分かれて夜の公園の散策開始です。徐々に暗くなり始める中、懐中電灯をつけずに歩きます。目が慣れてくるから、闇の中でもほんのり見えるのです。

しばらく歩くと荒川の土手にでます。そろそろホタルが飛ぶ時刻。まだかな?と土手の階段を下りて行くと「あ、光ってる!」「こっちも!」その後はホタルの光につつまれて歩きました。

公園を一回りして戻るとさっき開き始めていたカラスウリの花が咲ききっていました。8時、観察を終えて帰路につきました。

参加者の感想

とても素晴らしい体験でした。夜の森を、前に行く人に続いて足元を確かめながら小学生の娘と深いところへ。長い時間、ホタルの明かりを巡り、楽しませていただきました。月明かりを頼りに、草むらの奥のほうでちらちらと光るホタルの光を見たとき。頭の奥深くがじわりととかされてゆく感覚を覚えました。その後はひたすら幸福感。(草加支部K)

4歳、9歳の子どもと参加しました。真っ暗になった山道を歩くのを怖がっていた子どもたちも、たくさんのホタルが光りながら飛んでいるのを見て夢中になっていました。なかなかできない貴重な体験をありがとうございました。(川口支部M)


ヘイケボタル

光の合図でオスとメスが出会うヘイケボタル。水辺の草に産卵、孵化した幼虫は水の中でタニシなどの貝を食べて育つ。蛹(さなぎ)になるのは土の中。ヘイケボタルが生きるためには、水辺・植物・土と、豊かな自然環境がなくてはならない。少し前まで普通に見られたホタル。ホタルが暮らしていける環境を失ってはいけないと思うのは私たちだけではないはず。


北本自然学習公園

北本駅からバスで15分ほど。冬は野鳥観察のメッカとして多くの人が訪れ、夏は自生のヘイケボタルに会える自然豊かな公園。入ってすぐの自然学習センターに寄り、生き物の情報や公園の地図をゲットしよう。自然に親しむための様々なイベントも行われている。

北本自然学習公園HP


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