JAさがえ西村山(大江町)『紅玉』2016年8月18日~19日

『紅玉』おおぜいの自主監査に行ってきました!

【自主監査出席者】

生活クラブ生協埼玉:志木支部1名・越谷いちご支部1名・理事2名・事務局1名

JAさがえ西村山:生産者2名・大江営農生活センター2名

【監査内容】

「紅玉」の栽培に使用している農薬の使用状況(慣行栽培との違い)と削減への取り組みについて                   

*監査準備資料として下記の資料の提出をいただき事前学習会しました。

①農薬使用予定・実績リスト

②栽培工程表

*監査当日は、監査時点での実施防除回数の確認を管理工程表の現物を見せてもらい確認しました。

慣行栽培38成分回のところ、28成分回以下。8月10日以降の農薬散布なし。                              

*生産者、JAの方からは、温暖化で見たこともない虫や病気が増えているという話を聞きました。

しかし、農薬を増やさないために生産者同士が情報交換しあい、各自工夫しながら対応している苦労がわかりました。また、代替品がない農薬についてはやむを得ない現状も理解しました。

生産者管理工程表、防除履歴の原本を確認しました。


 

花芽からは5つの花が咲き、摘花、摘果を繰り返し1つにします。生産者の目が残した1つです。これから大変な葉取り作業が待っています。

 

 

 

 

 

今はまだ密集している葉を、これから人手を頼んで落としていきます。実を傷めることなく、日の光がまんべんなく実にあたるようにしていく作業は重労働です。その重労働があって初めて紅玉のあの真っ赤な色が付きます。本当は葉をつけておいた方が栄養も多くなって美味しくなるのだそうです。紅玉は全量を生活クラブに出荷しているので、組合員の理解が得られれば、葉取らずでいきたいというのが生産者の本音です。

 

 

 


紅玉の出荷はまだなので、出荷の始まった「つがる」の目合わせに使ったりんごを見せてもらいました。生産者が一堂に集まって、統一基準を確認して収穫していきます。

集荷されてきたりんごは営農生活センターにある巨大なコンベアーで箱詰めされていきます。

 

 

 

 

生産者がそれぞれ持ち込んだりんごをベルトコンベアーに乗せ、まずは人の目でチェックしながら流していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

糖度などをチェックされたりんごは箱詰めされ、最後に箱をのり付けして出荷準備オーケーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

のり付けされた段ボールは、巨大な棚に自動的に収められていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人の目ではじかれたり、機械ではじかれたりんごは想像を超える量でした。これらはすべて加工用に回されます。

 

 

 

 

 

このりんごは菊地さんの圃場でつくっている「ファーストレディ」という品種。樹がまだ若く、葉が茂っていないので30度以上の晴れた日が2日も続けば日焼けを起こし、出荷できなくなります。りんごは直射日光には弱いので、紅玉などは葉を取ったあとに全体に日が当たるようにこまめに管理します。

 

 

温暖化が進んでいて、生産者やJA職員が見たこともないような病気や虫が出てきているそうです。それでも農薬を増やさず、お互いに情報交換などをしながら工夫を凝らして減農薬につとめています。また、伊藤さんの圃場を見たときに、下草がずいぶん茂っていると思いましたが、8月10日以降は農薬を使わないので、今、草を刈ってしまうと、草に着いているダニなどの虫が全てりんごの樹に移ってしまうので、敢えて刈っていないということでした。

5つの花から摘花、摘果して大切に残した1つのりんごが私たちの手元に来ます。生活クラブが購入するから作っている「紅玉」です。作り続けてもらうためにはしっかり利用して食べていきましょう。自主監査に参加したメンバーは1つ1つのりんごに愛着を感じると共に、生産者の高齢化による作業の大変さも心配です。葉取りの作業はりんごを傷つけてはいけないのでかなり気を使いながらの重労働です。来年の花芽も着いていて、実を美味しくする時期でもあり、葉からの栄養をたくさん必要とするときに色づけのために葉を取ってしまう矛盾。連合会取り組みで単協だけではどうにもならないかもしれませんが、見た目に左右されない選択をしてきた生活クラブとして、何か方法はないのでしょうか。


自主監査を企画しませんか?

おおぜいの自主監査は地区・支部・ブロック主催で企画できます。自慢の消費材を知って、わかって使う、大切なことです。2016年度は支部主催のL’s選定品」「15年度コア産地の青果物」の監査活動に対して、交通費・宿泊代の一部(5万円限度)を補助します。詳しくは「活動ハンドブック」を参照してください。


 
 

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